地震などの災害に強い屋根材はありますか？｜東京の屋根修理ならお任せください。

日本家屋では古くから屋根材として瓦が使われてきて、最近でも新築住宅で瓦屋根を選択する方は少なくありません。地域によっても使用率は異なりますが、瓦屋根を好んで屋根に使用している地域はとても多いです。
しかし、近年大きな地震が全国で数多く発生していて、その都度耐震性に問題がある古くに建てられた住宅が崩壊したり、屋根の瓦が落下したりする映像がテレビのニュースなどで放送され、「もしも家の瓦屋根が落ちてきた人を直撃したらどうしよう」などの不安を抱く方が増えてきているようです。

近年では大きな地震が全国的に数多く発生していて、古い住宅に使用されている瓦屋根が落下し被害を出していることは事実です。
建物は屋根が重いほど地震のときの揺れが大きくなることが分かっていて、最近では大地震に備えて重量のある瓦屋根から軽量の金属屋根などにリフォームする人が増えています。
しかし、瓦が好きな人のために「防災瓦」という商品も登場しているので、地震に強い家にしたくて瓦屋根を交換するのが嫌な方は、防災瓦にリフォームすることをおすすめします。
防災瓦は震度7クラスの地震にも耐えられる耐震性能を有しています。さらに台風などの強風にも耐えられるようになっていて、軽さにも配慮してつくられています。

地震に耐える構造の基準を「耐震基準」と呼び、1981年6月1日以降からは新耐震基準が設けられました。そこから一定の基準を満たさないと建築許可が下りなくなったため、それ以前の旧耐震基準の住宅よりは瓦屋根でも大地震が起きても倒壊するリスクは極端に低くなっています。
ただし、屋根が重ければ重いほど地震に遭遇した際の建物の揺れは大きくなることは事実で、屋根に瓦を使用していると落下リスクは相変わらず高くなっています。
地震に強い家にするためには屋根の重さを軽くすればよく、軽い屋根ほど地震に強いと言えるのです。地震が起きたときの瓦屋根のリスクを回避するために、最近では屋根を瓦から軽量のスレート屋根や金属屋根にリフォームする人がかなり増えています。
日本家屋で最も普及しているスレート屋根は、セメントと繊維材料を高温高圧下で成型しつくられています。1坪あたりの重量は瓦屋根の約半分の70�s程度となっています。これよりもさらに軽量なのが、最近人気が高まっている金属屋根のガルバリウム鋼板で、1坪当たりの重さはわずか17�s程度しかありません。

それでは地震に弱い瓦屋根は地震大国の日本では使用されなくなるのか？という疑問を抱く方もいると思いますが、そのための対応策を屋根メーカーでは考えています。すでに地震にも台風にも強く長寿命でもある「防災瓦」という商品が発売されています。
そもそも、従来の瓦屋根には施工に大きな問題がありました。瓦屋根は引っ掛け桟工法、もしくは土葺き工法と呼ばれる方法で簡易に固定されているだけでした。防災瓦では、これまでの瓦屋根の施工の欠点を克服し、瓦同士が噛み合うようロック構造にすることで、落下を防いでいるのです。
これにより、これまでのように瓦にズレが生じることもなくなっています。防災瓦では軽さにもこだわってつくられているため、大きな地震が起きても建物が揺れにくくなっています。